初めてのバゲッジクレーム

 飛行機にチェックインするとき必ず航空券の裏側に貼り付けられる「バゲッジクレーム」のシール。これまでは全く縁のないものでした。とうとう今回初めてお世話になりました。

 とは言っても無くなってしまったわけではないので、大事ではありません。取っ手が破損してしまったのです。マーレの空港で荷物をターンテーブルから下ろそうとした右手に違和感を感じました。取っ手を取り付けている金具が取れてぶら下がっている状態でした。

 もう5年ほど使っていますし、そんなに良いものではなかったので「あらら〜ん」ぐらいの衝撃でしたが、動かしにくいのでできれば帰りに壊れて欲しかったと思いました。

 しかし夜中にも関わらず、試しにクレームって言うのをやってみようと思い立ったのでした。まずその辺にいる係員に聞くと「荷物検査のゲートを越えたところに窓口がある」と。荷物検査を終えてそこへ行くと、「こちらへ」と奥の部屋へ呼ばれました。状況の説明と使用年数と買ったときの値段、住所氏名、パスポートナンバーなど簡単なことを質問に答えて1枚の証明書をもらいました。その証明書を「成田のシンガポール航空のカウンターへ持っていきなさい」と言われてその場の手続きは終了しました。

 成田に着いて荷物を受け、税関検査の前にカウンター窓口へ行きました。マーレでもらった証明書を見せると、少々手続きに待たされて、また証明書を発行してもらいました。その証明書を壊れたバッグの中に入れ指示された住所へ着払いで送ると、直してお返ししますとのこと。こちらは2〜3千円の見舞い金をもらうくらいと思っていたので、大喜びです。後日発送すると、休日をまたいだにも関わらず4日で修理完了し、返送されてきました。部品が無くなっていたのに驚きの早さです。マーレ空港での手続きなど、なかなか興味深い体験でした。


おまけ

 成田で手続き中、同じくバゲッジクレームに来てた「大暴れおじさん」を見かけました。そのおじさんは完全に切れていて、窓口のお姉さんの一言一言に悪態をついていました。
お姉さん:パスポートはお持ちですか?
おじさん:持ってるに決まってるじゃん、海外旅行に行ったんだから!

(でも奥さんが持ってるらしく、その場になかった)

お姉さん:いつごろお買い上げですか?
おじさん:去年かな?おととしかな?4年前かな?5年前かな?そんなことわかんないよ!

お姉さん:いくらでしたか?
おじさん:1万かな?2万かな?いちいち覚えていないよ!

お姉さん:こちらに住所を書いてください
おじさん:え"ーー!茨城県から書かせるわけ!?

(REIKO注:ひょっとしてこのおじさん近所の人だったりして〜!怖いよぉ)

 気持ちは分かりますが、そのお姉さんがハンマーでたたき壊したわけではないのに、その態度は、いったいどうしたことでしょうね・・。手続きに時間がかかること事態に怒っていましたが、あの態度では普通の人の何倍もかかったでしょうね!