//重要:食事について//

早起きの日本人
 日本との時差の関係で2時、4時と目を覚ます。日本人は早起きで、ヨーロッパ人は寝坊になる。何とか必死で5時くらいまで目をつぶるがあきらめる。ああそうだ、天気はどうかな?カーテンの隙間から外をのぞきに行くけれど、まだ暗い。

 今日はどこかスノーケルツアーにつれて行ってもらおうという話になる。ビスタカンパニーの田中さんに電話をして、そう言うのはどこに頼んだらよいのかと、珊瑚はどこが綺麗なのか聞いてみようと決める。
 海島の田中さんが載っていた記事によると、朝6時から仕事をしているらしい。でも6時に電話するのもあまりにも失礼だから朝御飯を食べに出発する前の7時前くらいに電話をしてみることにした。

 最初の電話番号には通じない。。次の番号へかけてみると、田中さんがでた。「ハロー」とか言われて「ハロー」とか言い返しながら日本語で「ランナリに泊まっている○○」と名乗る。すぐにわかってくれて、事情を話すと、スノーケルツアーに行くんだったらドーニよりもカタマランの方が安いから、ビーチブレで頼んで連れていってもらうようにすすめられる。何となく田中さんは愛想のない雰囲気?だったけど、のちにまだ就寝中だったことが判明する。ごめんなさいね。

待たされる二人
 朝食をたらふく食べて休憩し、ビーチブレに行く。まだ空いていなかったので日陰でじっと待っていると全身真っ黒に日焼けしたレゲエ風の男の人がやってきた。一見怖そうだけれど笑顔がとっても素敵!

 でも残念ながら「これからウインドサーフィンのレッスンをしなくちゃいけない。一人30分で2人いるから11時頃にもう一度来てくれ」と言われ、時間までスノーケリングをして待つ。
 時間になってもお兄さんはいない。またまた待っていると、ようやくお兄さんが戻ってきた。一生懸命謝るので、こっちも全然へいき!だってここはランナリなんだもん!そんなことで怒ったりしないわとやせ我慢。

出発
 スノーケリングに良いポイントに、カタマランで連れていってくれるようにお願いする。カタマランは一時間10$らしい。それにしてもカタマランを出すのがまた大変だった。手伝ったんだけど、海まで出すのに一苦労。
 スノーケルセットをカタマランのポケットみたいなところにしまわされて、何とかカタマランにはい上がり、手元のロープを離さないよう指示されていざ出発。
 お兄さんに名前を聞いてみた。「カールス(KHARLUES)」君だった。彼は大阪に奥さんがいるらしい!(このページをご覧になったご本人から連絡を受けましたが、御結婚はされていないそうです。あれっ?確かにWifeって)ランナリにくる前はバンドスでにいたそう。「バンドスにはたくさん日本人が来るね」とか仲良く話をした。Thank you KHARLUES so --- much!

 どんどん沖に向かってカタマランは進む。方向は南東のドイツ人の多い島フィハロヒ方面、途中に綺麗なラグーンがある(2000年5月現在カールスはこのフィハロヒにいるそうです)。一旦はラグーンを通り越し強風のためジグザグに進みながら戻ってきた。この逆風の中の進行が大変でした。カタマランは大きく傾き沈んでる方の人はもろに波を浴び続け息も絶え絶えである。スノーケルポイントは、な〜んださっきのラグーンではないか。通り過ぎたのはサービスだったらしいがもう少しで強力な太陽で丸焼けになるか、振り落とされて鮫の餌になるところだった。

ラグーン
 かなり大きなラグーンです。ランナリより大きいかもしれません。中央部は水深1.2m程度で楽に立てます。周囲のドロップオフは見事で様々な珊瑚が密生しています。これはもう人が住む島の周りでは見ることができないでしょう。ハウスリーフよりちょっと魚が少ないような気がしました。ということはランナリの周りはなにやら栄養価の高いものが垂れ流されていると言うことでしょうか?

 ドロップオフの外は水温が急に低くなり、流れが速いので注意が必要ですが、スノーケルでは視界より遙か深くまで落ち込んでいるので外に出ることはないでしょう。

その他
 カールスに今年の珊瑚の白化状態や海面上昇について聞いてみた。
 しかしそんな話しはしらないようでした。でも自然環境の悪化は彼も問題視していて、特にビニール袋について語ってくれました。ゴミをビニールに入れて海へ捨てる人が後を絶たず珊瑚がたくさん死んでいるそうです。もちろん今でもそんなことをすれば多額の罰金を徴収されるそうですが、どうしても海は広いため、このゴミ一つぐらいという意識が消えないそうです。
 あと2年後にはモルディブでビニール袋を使えないようにする法律ができるそうです。

こんな話しをしているところに、なんと大きなゴミ袋が流れてきた。こんな頻度で見られるのだから確かに禁止せねばと思いました。