//イタリア語はわからん!?//

 繰り返しになりますが、イタリアのVenta Clubが協力しているリゾートなのでホテルのオフィシャルインフォメーション以外はイタリア語です。アクティビティの案内から島内の立て看板までイタリア語があふれています。当初白人の言葉はどれも似たようなものとたかをくくっていましたが、全く違うようです。案内を見ても、全然想像も付きません料金もリラで書かれてあったり、役には立ちません。読めたのは「エアロビクス」「アクアジム」など外来語だけでした。

 スタッフも英語ができるとは限らないようでした。もちろん人のことをいえた義理ではないのですが、REIKOが参加したエアロビクスの先生は全く英語を解さず、結局つきっきりでの指導になりました。もちろんこれは言葉がなくとも何とかなることですが・・・。


 一番強烈だったのはダイビングセンターの女性です。最終日のボートが出る時間が5時だったので午前中にヴァーギリへスノーケルツアーに行く予定でした。そこで出発前日、借りていたフィンを返さずに食事を終えベットでゴロゴロとしていました。
 すると電話が鳴りいきなり早口の女性がなにやら叫んでいます(別に叫んでいたわけではないのでしょうがそう言う口調なのですね)。英語なのですが、早くてよくわからずしどろもどろになっていると、一通り話し終え「Do you understand?」と決めの台詞を言い渡されました。ここで「Yes」といってはまさに日本人!堂々と「No!」と言い放ちました(威張ってどうする?)。
 そうすると彼女はゆっくりと繰り返し始めました。まず、名前とルームナンバーの確認これはクリアー。そして明日出発時間は何時なのかという質問。これはその直前レセプションから確認の電話があったのでこれもクリアー。しかしそのあとが解らない。彼女もピッチが上がってきて早口に!そして名詞、動詞以外の単語がイタリア語に変化していました。もうギブアップです。しかし彼女もその部分に来ると表現が難しいらしく、どうしてもイタリア語が混ざってしまいなかなか通じないのでした。


 何度か繰り返しのやりとりがありやっと通じたのですが、本当に内容を理解したのは電話を切ってから2時間ぐらいたってからでした。
 彼女は「本来は出発日の前日まで返して欲しいのだけれど、明日も使うの?あなたは5時発だから使っても良いけどお昼までには返しに来てちょうだい!」その場合ルームチャージの締めがあるから現金払いになるかもしれないので締めの時間を確認してきてね!」と言いたかったようでした。ふ〜。

 しかしこれだけではありませんでした。当日やっとの思いで昼まで戻り返却に行くとその女性が出てきました。
 またまた早口のItalian-Englishで料金の精算や時間のおまけ(本当はいい人らしい)について説明し始めました。こちらはまたおろおろしていると、「Do you speak English?」と強烈な決めの台詞を言い渡されました。「A little」とオリエンタルスマイルでごまかしましたが、本当は「あなたと同じぐらいね!」と言いたかったぞ。こう書くと酷い人のようですが、そんなことはありません。口調が怖かっただけで笑顔の素敵な優しい人でした。