//必見:スノーケルポイント//

 珊瑚の白化現象がずいぶん言われていたので、心配していました。
 マーレでの待ち時間に一緒になった日本人の情報ではアリ環礁は酷いものだったそうです。幸いランナリでは酷い白化は見られていないようでした。ビヤドゥの薄紫色の綺麗な枝珊瑚とは種類が違うせいか、色の点ではちょっと寂しいですがドロップオフ付近の密生状態は見事です。ただ、バンドスなどと比べればまだまだましだそうですが、海岸に近い側の珊瑚は藻が付いていてとても残念でした。私も汚している一人なのですが・・・。
 ドロップオフ付近は全般に流れが割と速いので流れに乗るようにして楽しむと最高です。

ハウスリーフの絶景ポイントを紹介します。

1)レストラン前に張り出した砂浜からダイブセンターの裏までは、枝珊瑚の密生が見事で何十にも連なる山と谷のような地形が圧巻です。ダイブセンター脇にイソギンチャクとアネモネフィッシュがいましたが、直径20センチくらいなので運良く見つけられるでしょうか?

2)ドロップオフまで遠いですがバーの前の珊瑚の切れ目から船着き場まで、こちらも枝珊瑚が見事です。特に午前中は棚に日が当たって写真を撮るにも最高です。

3)水上コテージの北の端から裏の船着き場までが非常に魚影が濃く、つづく4)までが一番のお気に入りコースでした。午後にはシマハギの群が食事に訪れ、棚にはブダイやアデヤッコがゆらゆらとやってきます。ドロップオフの水面近くには大物もやってきてカスミアジも回遊しています。マダラトビエイに会ったのもこのポイントです。砂浜側にはコバンアジも群れていていつの間にか囲まれてしまいます。

4)この船着き場の近くには大物が根城にしています。他のポイントでは絶対に見られない魚たちに会えますが船がくるので気を付けましょう。桟橋の下にはギンガメアジの群がいつもいます。ビヤドゥのギンガメアジは大きくなって外洋に出たそうですがまだこちらは10センチ程度ですのでまだまだここにいることでしょう。

5)船着き場からレストラン前まではドロップオフまで砂浜から2メートルほどしかない場所もあります。干潮時には珊瑚が顔を出してしまうので出入りが難しいでしょう。ここでは美味しそうなさよりの群が泳いでいます。枝珊瑚は少ないですが魚の数も多く午後は日も入るのでとても綺麗です。